DETAIL
ジュエリーとしての在り方を問うべく乱暴に削り出した指輪。
削ったあとの筋もヤスリが当たって出来た傷も全てそのまま残しており、
荒々しく暴力的に。
一方で指輪の内側は丁寧に磨き上げ、そのギャップが指輪の表情を更に引き立たせます。
永く使っていくうちに変化していくのが魅力でもあるシルバー。
ガシガシ磨いたり、磨かず変色していく風合いを楽しんだり、
思うままに触れ続けることが出来るようコーティング等は一切しておりません。
現在では骨董・アンティークとしてファンの多いウランガラスを一粒、指輪のラフな雰囲気を壊さないようあえて中央よりずらして配置させました。
ウランガラスの最大の特徴は、紫外線ランプ(ブラックライト)に照らされると蛍光するということ。
1830年代から1940年代までにヨーロッパや米国でウランガラスを使用した食器や花瓶が盛んに製造され、人々はその緑色の妖しい輝きに魅了されてきました。
紫外線ランプのなかった時代にはきっと、夜明け前の紫外線が満ちた空の下でウランガラスが蛍光を放つ幻想的な時間を楽しんでいたことでしょう。
(ブラックライトや紫外線のないところでも普通のガラスの輝きとは違います!)
この指輪のウランガラスも、アンティークの一枚板のウランガラスからカットされた貴重なものです。
手作業でひとつひとつ制作しているので、同じ形はひとつとして存在しないこの重たい指輪はペアリングとしてもおすすめ。
(厚みのあるタイプや石の入っていないタイプもご用意しております。)
金属の重たさを感じられるよう裏抜きをしていないので重く重厚感があり、着けていることを忘れてしまうような快適さはありません。
レザーペーパーのジュエリーケースに入れてお届け致しますので、彼女の気持ちが重いと感じる男性から女性への贈り物としても、個人的にはこっそりおすすめです。
【素材】
silver925
【サイズ】
1〜30号
(0.5号刻みでオーダー可)
【ウランガラスについて】
ウランガラスは極微量のウランを着色材として使用しています。
ウランガラスに含まれるウランは微量で、放射線は人体のカリウムや自然界にあるものと変わらず害のない程度ですので安心してお楽しみ頂けます。
また、ウランはガラスに閉じ込められており外に出てくることはなく、万が一ウランガラスが割れてもウランだけが飛び出してくることはありません。
身の回りに置いたり身につけても健康に全く影響がないことは米国政府の公式文書にも記載されています。
※”世界にひとつだけ”にこだわった作品ですので、オーダーを頂いた場合はひとつひとつ手作業で新しく制作し、型をとって同じ形を量産することも致しません。全く同じ形状のものはございませんので、写真と異なります。
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